向笠廣次RI会長(1982-83年度) 


向笠廣次 前RI会長







国際人 向笠廣次RI会長

 向笠廣次氏は、大分県の中津RCの会員です。1982−83年度にRI会長を務めました。彼のテーマである「MANKIND IS ONE(人類はひとつ)」、そして、1982年の国際協議会での「世界中の人々はみんないとこ同士なのです」という言葉は、今でも好んで使われています。1911年11月9日生まれの精神科医で、1967−68年度にガバナーを務めました。  『友』1982年7月号に掲載されている向笠氏の紹介記事のタイトルは「ムカサ ザ コスモポリタン」。ここからも彼の国際人ぶりがよくわかります。これは、松平一郎元RI理事の執筆ですが、以下に、その要旨を紹介します(本誌2002年8月号横組みP28〜30に再掲載)。

人種の差には関心がない
 向笠君は、国際的にも名を知られた精神科のドクターである。彼が人類を考えるとき、国籍、肌の色、言語、宗教などによる区別には関心がない。あるのは頭脳の機能による幾つかの性格の分類だけである。  第二次世界大戦直前、世界各国で行われた精神医学の調査によると、各国における人間の気質、あるいは性格の分類がその国の人口に対する比率は、ほとんど同一であることが報ぜられた。向笠君もその調査に参加し、日本の場合の比率も他国と一致していることを発見した。
 さらに人間の考え方の相似性について、向笠君はいう。どこの国の文学でも音楽でも、われわれは鑑賞し楽しめる。どこの国民の行為でも美談はわれわれの心を打ち、悲しいことはわれわれの涙を誘う。これは世界中の人間の考えることには差異はないという何よりの証拠であり、平和を求める心に変わりはない。

1人の20代後には100万人
 彼はさらに自分の家族のルーツを考えてみた。彼の長男で今すでに3人の子どもの父親となり、彼の後継者として精神科医であり、かつロータリアンでもある廣昭君が、子どものとき、父親に「僕のおじいさん、おばあさんは何人いるの?」と聞き、さらにその前は、その前はと問い続けられ、計算した結果、10代前までさかのぼると、1,024人となり、20代前には100万人、30代前には10億人という天文学的数字になることを知った。この計算は子孫についても同様で、仮にわれわれが2人ずつ子どもを持つとすれば、10代後に1,000人、20代後には100万人、30代後には10億人になる。坊ちゃんとの回答から得た結果は、人類は疑いもなくひとつの大きな家族であるということであった。
 向笠君は、彼の前任者スタン会長の、「ロータリーを通じて、世界理解と平和を」のテーマを全幅的に支持し、それらを阻む不信と猜疑とを取り除くために、ロータリーの持つあらゆるプログラムを通じ、友情の橋をかけることは必ず実現できると主張している。

 いかがでしょうか。日本のロータリーから偉大な二人のRI会長が出ています。向笠廣次氏がRI会長になって20年以上が過ぎました。三人目のRI会長を望む声も次第に大きくなってきています。

【引用文献・参考文献】
・デイビッド C.フォワード 菅野多利雄日本語訳監修
 『奉仕の一世紀 国際ロータリー物語』2004年

・『ロータリーの友』1968年7月、1982年7月、2002年8月の各号

・向笠廣次「来るべき年度」
(国際ロータリー『1982 INTERNATIONAL ASSEMBLY』(国際協議会講演集・邦訳)1982年)

・『ロータリーの友』2006年4月号から

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